訪問看護ステーションのオンコールについて

訪問看護ステーションの「オンコール」とは、利用者の急変などによる緊急呼び出しに備え、24時間体制で待機することを指します。利用者の症状はいつ急変するか分からないので、訪問看護ステーションでは、いざというときのために常時対応できる体制を取っているわけです。実際にどんな対応をしているのかというと、オンコール担当の看護師が常に専用の携帯電話を手元に置き、利用者からの電話に応じるという形になっているのが一般的です。

こうしたオンコール担当は、数日ごとに交代しながら当番を勤めるようになっており、担当している期間は、ステーションでの勤務中だけでなく自宅へ帰った後や休日も対応をしなければなりません。負担は大きいですが、1日分または1回の対応分で数千円程度の手当が支給されるようになっています。

オンコール担当の1日の過ごし方は、平日の勤務中の場合は、自分で電話対応に備える必要がありますが、サブの担当者もいるので業務で忙しい場合にフォローをしてもらうことができます。しかし、勤務終了後も当番は続くため、いつでも電話対応ができるように、自宅でも常に携帯電話を近くに置いておくことが必要です。休日の場合は、特にオンコール担当だからといって、ずっと自宅待機をする必要はありませんし、近所へ買い物に出かける程度であれば外出しても問題はありません。ただし、すぐには帰ってこられない場所に遠出するのはNGですし、オンコールの電話に長時間出られないような状況になるのは避ける必要があります。
そのほか訪問看護ステーションにおけるオンコールのことを細かく知りたい方はオンコールの仕事内容についてのサイトでご確認を。